特別企画!!! シルバーリング(シンプルなん)が出来るまで その2

特別企画!! シルバーリングの出来るまで...

と、称してシンプルなシルバーリングが、仕上がるまでを説明しておりまっす(笑)
その1をご覧になってない方は
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まぁ、その1は、「全てが 段取り」(笑) …んで、その2は …やっぱり「半分が段取り」(笑)なんよ。
ってことで、その2 開始いたしますぅー

 
2-① 前回作った 4㎜角棒を適当な長さに切って、ナマします。

      

 (切った半分は、フルオーダーのパーツに使ってんよ。てか、パーツ作りがメインやわぁ(汗))

2-② 正方形の角棒を、薄くする為に(今回は2.0㎜厚に)ローラーでプレスするん。んで、仕上がりのサイズを考慮して地金の長さを計算!!寸法通り地金を 切っちゃいます。

        

 (真っ直ぐ切らんと、後で面倒なんでココはきっちりと(笑))

2-③ ココで刻印を打ちます。んで、芯金木槌で環状に成形!!!

        

 (刻印は、結構深めに打つん。てか、ワシだけかも知れんけど 刻印が一番緊張するんよ)

2-④ 接合面をピッタリに合わす為に ヤスリノコすり合せして、木槌などで隙間を詰める。

       

 (隙間が開き過ぎてたら、ロウが流れんの…。んー!!いつも感覚でしてるから…文章では説明しづらいがぁー(苦笑))

2-⑤ 接合面にフラックスを塗って炙り、ロウ材をのせ バーナーで全体を炙るん。ロウ材が毛細管現象で スゥー っと流れたら炎を外す。

       

 (ワシこのてのリング作る時、ロウ筋が目立ちにくい 2分ロウ を使うようにしてるんよ)

2-⑥ ロウ着けしたリングを希硫酸で 酸洗い してから、はみ出たロウをヤスって 芯金で真円に…

       

 (この段階で内側や厚みの成形をキッチリしとかんと、安っぽくなるでぇ)

2-⑦ ちょいナマした後…ワシは、ココで鏡面になるまで仕上げます。 (火ムラとか出てたら仕上りに影響してくるからね)

        

 ( 「普通な平打ちリング」として、売れるくらいまでピッカピカに磨き込むん。 「ここまでせんでもええやん…」って?うっさーーい(笑)やらんと気が済まんのぢゃい)

ほい!!ココからは 今回の「シンプルなシルバーリング」の要になる「柄」の部分!!!
 叩き込み系シルバー「唐紙槌目リング」 開始ーーーー!!! 
っと、その前に「唐紙槌」の研磨が…

2-⑧ 四分の唐紙槌」を オイルストーン(砥石)ペーパー(#400~#1000まで使って)研ぐ。…んで、青粉(研磨剤)を擦り付けた木で、鏡面に… (傷がチョッとでもあったら、叩き面に写ってまう)

     

 (新品の工具ほとんどが手を加えんと使い物にならん のよ!!!んで、使う前に必ず検査して…錆びてたら 即研磨するん。)

2-⑨ 銀は叩けば、延びる!!!…やから、予定サイズ手前になるまでに 柄の打ち込みを終えんとアカンのよ。

        

 (打ち過ぎたら歪に、少なすぎたら間抜けに…。微妙な手加減で…これも、説明しづらい(汗))

2-⑩ 内バリ、外バリ、側面をヤスって仕上げる。

        

 (もうチョッとで、完成やぁーーーー)

2-⑪ 「キサゲ」で、指当りを良くして、水を浸けた「ヘラ」で磨き上げるん。

       

 (「キサゲ」は鉋-カンナ-みたいなモンで、「ヘラ」は、銀の表面を強く擦り密度を増して鏡面にするん。)

2-⑫ 側面と内側を軽くバフ掛けして、きっちりセーム革で磨き 洗浄したら ハイ!!!完成ーっ!!!

 (ワシ、槌目面はバフ掛けせん(笑)せっかくの「柄」がダレてまうんよ。  …てか、せんでもエエように工具の段取りや、一連の作業を進めとったん(笑))


 …っと、このように「シンプルなシルバーリング」でも手間がかかっとるんよ(安っい量産品←毒舌?は別やで)

今回の 「特別企画!!」 専門用語とか、多くて解りづらいかも… 解らんかったら、しらべてねぇー(笑)

てか、フルオーダーのパーツ作りのついでにした企画やのにえらい時間かかったがぁー!(笑)何 しとんねーん!! ガハハハハーー!(笑)


えっ?仕事せぇよ!!!って? うっさーーい(笑)気分転換ぢゃー(笑)

ではでは、フルオーダーの続きをしてきまーーーーっす。