オーダーギャラリー あっぷしましたぁ

前回につづき…

                             今度はコレね!!!

コレを使ったフルオーダー一点物、納品したんでアップしましたぁー。

ご依頼主のお母様が「還暦の誕生日」を迎えるとのことで、
(誕生石の「縞瑪瑙」と 干支の「牛」でブレスレットを作って~)とのメールが有り…

ぶっちゃけ、「えっ?う、牛ーーー?マジかぇ!!!牛のブレスなんて想像できんがぁ(汗)」って…思ったん。
てか、普通…還暦を迎える女性用のブレスで、「牛」モチーフなんて想像できる?(苦笑)め~っさ、テンパったがぁ(汗)

テンパりながらも、デザイン考えてる最中に

「今、ブレスのデザイン考えてる。描いて持って行くわー」 とのメールが…。

 

ワシ… (うほほーぃ!!デザイン考えんでええやん(笑)ラッキーーー!!!) …と、(期待しつつ)打合せ当日に見せてもうた、デザイン画 が

 

コレ
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 (文字はワシが書いたん)

正直、笑ろた…(爆笑)んで、「なんぢゃこれ~(爆笑)」って、見た瞬間言うてもうた(笑)
わざわざ大阪より足を運んで頂いたのに…「なんぢゃこれ~(爆笑)」
失礼やと分かっているのに、口が勝手に…「なんぢゃこれ~(爆笑)」
って…

 

てか、ゆるきゃら過ぎるんにも、程があるわ~(笑)

(この絵の牛は「うし子」と「うし男」らしい…)←お客様が、掲載するにあたって「名前はコレやからなぁ…載せてやぁ」…やって(笑)

 

んで、ワシが涙目(笑い過ぎて)で… 
「コレをそのまま作ってええんですかぁ?(笑)」
そしたら、お客様が…       
「そんなん造ったら、金払わんでぇ(笑)」
ワシ …  
「……?」 あの~もしもし~!!デザイン描いたって…。あっ…!!もしかして天然?(笑))

「…って、結局[おまかせフルオーダー]なんかぃ(笑)!!!」っと、おもっきし突っ込んで…

制作開始ーーーーー!!!!

ってことで…、
まず!!!難関の「牛」モチーフ部分!!!! 当初「あのデザイン画」(笑)のイメージが強かったんで、ブレスの駒を「一頭の牛」で…。  
…ん~!!どう考えても 「変や~」 ってことで、ルースと同じ大きさの 「8×10オーバル」の中に牛の顔を造形したん(笑)。
んで、「還暦」とのことなんで「赤縞瑪瑙」レッドレースアゲート(サードニクス)をチョイス。透明度のたかい石が混ざってたんで、模様を最大限引き出せる「立て爪」に…。
(現在主流???の「丸線立爪?」では無く、平角の「並爪?」で…。てか、このデザインに「丸線立爪」は安っぽい感じが…(汗))
普段、デザイン画はあんまり描かんのやけど…レイアウトを固めたいんで、ちょこっと描いたん。
ちなみにコレ↓が、ワシの描いたやつ(こ、これもデザイン画とは…(汗)ただの走り書きです(苦笑))

  

んで、選んで頂いた石が大きめなんで、「細めのブレス」には成らん事を ご了承いただき…デザイン固まったんで原型を作り、ゴムきり⇒鋳造⇒… パーツがいっぱい出来たー。
これが、組み上げ(研磨)途中の画像↓↓↓↓

(この手の原型作る時、地金の方がラインや面のつじつま?が、綺麗に合うん。てか、地金の方が作ってて楽すぃーーー)

途中経過を連絡しながら、制作してるんやけど…
お客様曰く ワシがデザインした、ブレスとは思えん。ラインが綺麗すぎる…らしい(汗)

ワシ  「……おい!おい!!おーい!!! どんなイメージやねん(笑)」          (まぁ、今回のブレスは「ワシの?は少なめ…」で、造形したんやけどね(笑))


お客様 「牛が無かったら、女性(の作家さん)がデザインしたみたい…」 (まぁ、ワシも「なんか降りてきてたん」かも…って、思うけど。)


ワシ  「ほんまに、この牛いりますのん?」                          (よー見たら、リアルやで。ええんかなぁ?)


お客様 「絶対いるーーーー(笑)かわいいやん」                             (…はっ!!この人、天然やったんや(笑))                            

                            


って事で、完成品が コレ ↓↓↓↓ 


このブレスの駒!!!ロウ付け無しで、繋げれるようにデザインしたんよ(笑)
すんげーーー!!!手抜……(汗)  
…かっ、画期的ぢゃろ(笑)!!!(まぁ、フックになる駒は補強の為に、地金をロウ付けしとるけどね)


普通のブレスって、留め金を「造形とは違う形の物(カニカンやらマンテル…etc)」で、着けれるようにしてるやん。けどコレは、駒自体が留め金になる様デザインしたんで、ラインに統一感が出て綺麗なん。(ふん!!自画自賛ぢゃぃ(笑))


 
…で、余ったパーツ (作り過ぎたん(汗)) 「おまけ」のペンダントトップとピアスも作ったん(お客様曰く、この「牛のピアス」かわいいんやって(笑)…やっぱ、天然や(笑))  

てか、 「おまけ」のトップめっさかわいいんですけど…(ピストンバンプの毛色と違うから、レギュラー化しても売れんやろうなぁ…)

って事で、「和風」「和柄」にこだわらず、フルオーダー一点物を制作いたします。もちろん、毛色のちゃうのもお受けいたしますぅー(笑)


次回のオーダーギャラリーは 「シンプルやけど、これぞ!!一点物!!や~」 的なトップをアップ予定です。(納期が、9月入ってからなんでチョイ先やけど…)

あっ!!!木目金やらなぁーーーー!!!! がんばってこよーーーっと(笑) ではでは…

 

オーダーギャラリーあっぷしましたー

前回、紹介した片方のパーツ

           コレね!!!
コレをゴム型取って、真鍮で鋳造~(笑)。
その数23個!!! んで、同時にフックも作って、研磨地獄の始まりぢゃーーーー(汗)

真鍮は ちょい硬いん!!いつもより「イライラ」しながら、研磨⇒切断⇒繋ぎ⇒ロウ付け⇒仕上げ をして…

途中の画像↓


見ての通り 真鍮ウォレットチェーン に成りました(笑)。ちなみに、ロウ材は色目がマシな 早ロウ (ハヤロウと読むんやで、決してソウロウとは…(笑))で着けてます。
(ロウ筋を目立たんようにするには、真鍮ロウってのもあるんやけどね。面倒&ムズイから…←使ったことある人は解るはず(苦笑))

んで、このウォレットチェーン「モトコー3スペシャル!!」なんよー。 ワシの工房が在る「モトコー3」 (元町高架通商店街3番街の略)に 同じくアクセサリーとレザーの一点物などを制作、販売してはる 「FREIHEIT フライハイト」さん との初コラボなん。
オーダー頂いたお客様が、 「七宝つなぎ真鍮コンチョ(←まだレギュラー化してないけど…)をご購入頂き、その足で「フライハイト」さんにてレザーウォレットの注文を…。歩いて一分も掛からん所に在るんで正味数分でコラボ確定!!!したん(笑)
どんな、ウォレットをオーダーしてきたんやろ??? ってワクワクしながら、完成を待ってたん。
当初は コンチョと財布 だけでのコラボやったんやけどね。結局「Wチェーンも…」って、事になり

フルオーダー制作開始ーーー!!!

材質は、コンチョが真鍮なんで「ブラス製(ぶっちゃけシルバーやと高額になるしね…) 」 てか、ネットで調べたらブラスのWチェーンも売ってるんやね。カッコええのも有るけど、ロウ付けして無いのも…。
チェーンの形状は、まずシルバーで「逆甲丸」の楕円リングを作って均等に捻ったら出来た~(笑) (なんかが降りてきてたんやろかぁ~?あんま時間掛からんと形に成ったんで、自分でもびっくり!! まぐれぢゃ!!まぐれっ!!!ムヒョヒョヒョヒョーーー!!!!(笑))
フック部分は、ワシの穿いてるリーバイスのベルトループ幅で制作してたんやけど、最近のGパン!!!ループ幅の広いやつもあるんやね(苦笑)。着け辛かったんで、作り直しーーー(汗)幅広にすることによって造形面積が増えたんで、コンチョとおそろいの「七宝つなぎ」を透かして彫ったん。

ってことで、初の 「フライハイト×ピストンバンプ」 のコラボ製品がコレ
          ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

どや?結構、 「粋」 ぢゃろ

使ってる革は、有名な「栃木レザー」(革の証明にタグも入れてはったんで一緒に撮影)
んで、このウォレット!!!お札を縦に入れるん。 (うぉー!!このサイズで お札やチケットを折らんと入れれて、尚且つ出しやすいーー。すげぇー(笑))


てか、このステッチ手縫いやのに… き、綺麗過ぎる。コバも綺麗に処理してる…。 ワシの作ったウォレットが…お恥ずかちい(汗)


Kさん(笑)このウォレット…ワシに…くれ!!!(笑)

へへへへーー冗談です(笑)


黒のヌメ革にエンジのステッチ!!!
18金とは違ったギラギラ感の少ない
「落着いた金色」
の真鍮製のコンチョとウォレットチェーン!!!
この組み合わせ…
めーーーーーっさ ツボ!!! ヤバ過ぎぞ(笑)!!!!

んーーーー(笑)このWチェーン レギュラー化したかったんやけど…許可がおりたんはチェーン部分のみ!!!
って、コトでチェーン部分のみパーツとして販売いたしますぅー。てか、ショップページにはアップいたしませーーーーん。
コンチョと同じく 裏アイテムとして…お問い合わせページより 「チェーン作れぃ」と送信下さい。

「真鍮ひねり逆甲丸チェーンパーツ 1コマ 800えーん 約40センチで20コマ位必要でーーーす。フック部分はフルオーダーして頂けましたら…うれすぃーなぁ(笑)お見積もりは無料ざますぅ(笑) 


んぢゃー次回は、もう一方のパーツで作った、フルオーダーメイドをアップ予定です。(まだ納品出来てないんで、しばしお待ち下さい。)

 

 

 

只今、製作中の「フルオーダーメイド」と「木目金」をちょっと紹介

この間の「特別企画!!シルバーリングが…」で同時進行やったフルオーダー一点物のパーツがコレ↓

別々の方からのオーダーやねんけどね(笑)写真撮ってたから、アップしたん。何に成るかは、まだナイショ!!!詳しくは、納品して(まだ、完成しとらんがぁ)から説明いたしますぅ。

んで、もう一丁!!! 制作途中の「木目金」

バングル2つと ペンダントトップが1つ

「鏨木目」「ドリル木目」 (専門用語とちゃうよ。ワシがそう呼んでるだけ)のバングルと、「ねじり木目」を切り嵌め象嵌して、オーバーレイ風に2枚重ねたトップ(あっ!!!ロウ付けしてまうから、なんちゃって象嵌かなぁ…) 今は、単なる銀と銅の木目金みたいに見えるけど 赤銅 も入ってるから 色あげ(煮色着色) したら、全く違う 表情 になるんでぇーーー(笑)

えっ?「アイテム、少なぁーーーっ」って?うっさーーーい(笑)木目金って、そうポンポン作れんのぢゃい(苦笑)。んで、ワシの「木目金」に 赤銅(時々、四分一もね…)使うから 色あげせな意味が無いん。んで、コレがまた手間かかるんぢゃー(笑)


てか、色あげが一番楽しい んやけど…。コレが完成したら、 メイキング 色あげ(煮色着色) の解説も追加しまぁーす。

お楽しみにーーーーー(笑)

新作シルバーリング 「波濤青龍」-ハトウセイリュウ- あっぷしましたぁー

やり過ぎモード炸裂ぢゃーーー!!!
ある意味 置物みたいで、普段着けしづらい
(←アカンやーん(汗))逆鱗まで彫って…
宝珠の変更が可能!!!

「波濤青龍-ハトウセイリュウ-」

まさに、「漢-オトコ-」のシルバーリング!!!完成ぢゃ-!!!

 これから「龍マニア自称(笑)」として、熱く語らしてねぇー!!めっさ、長文になるけど ついて来いよーー(笑)!!!
んぢゃー早速 始めますぅ…

ワシが「龍」の造形する際に、気をつけてる点から…

まず、(龍の)全身を彫る場合 必ず「体をさえぎる何か…」 (今回は「怒濤の波」やけど)を付け加えて造形してるんよ。よく「刺青(和彫り)」の龍も体に 雲、炎、水なりを巻きつけて彫ってはるやろ。あれは…
「体をさえぎる何か…」を彫っておかないと、その龍が暴れだし言う事聞かんくなる…という説があるんやって(ある方の助言なん)。 龍の力を押さえつけ自分の力になってくれる って意味があるんよ。身に着ける物やから、 「お守り」としての効力もね(笑)
…で、水=金運 を意味する「怒濤の波」を体に巻きつけて彫ったんよ。んで、水を表徴化する「青龍」がモチーフになったん。

んで、その「青龍」「爪の本数」について…

 

一言で「龍」って言うても、めっさ種類があるんよ。一説に…龍は生きた年数により色が違い、生まれて100年に満たない天に昇ろうとする龍を「黒龍」 。300年天空で生き、時折り地上へ舞い降りてくる龍を「青龍」 。…1000年以上生き、万象を守護する龍の長を「黄龍(黄金龍)」となる。
その他にも、白龍、赤龍、飛龍、応龍、双龍、火龍、…と、色々あるん。 (てか、名称だけで詳しくは知らんがぁ(汗)マニア失格ーーーっ)
んで、有名な話やけど、爪の本数で龍の位がわかるん。
昔は…
皇帝のみに使うことのできる     五本爪
(正確には、二角五爪の龍)
臣下や近隣諸国(朝鮮)は      四本爪
日本(一般庶民)で使えるのは、  三本爪
 という決まり事があったん。
ワシの造形する龍は、 「国の上下関係」では無く…
五本爪=大将
四本爪=副将
三本爪=中堅 
的な感じで造形したん。 「まだ、上には上がおるぞ!!もっと上を目指せ!!!」 てな意味合いも込めて 発展途上の四本爪 にしたんよ。 (珠を持たした時ガッチリ留めれるし(笑))

ほんで、この龍の特徴である 「逆鱗」と「容姿」…。


まず、一般的な龍の「姿」とは!!!角は鹿、頭は駱駝、眼は鬼(兎)、体は大蛇、腹は、背中の鱗は、爪は、掌は、耳は に似ていて、長髯と喉下には一尺四方の逆鱗があり、顎下に宝珠を持っていると言われてるん
顎下の宝珠は正直デザインできんかった(汗)ので手に持たしたん。んで、は鯉のような 扇状の(ありがちな、斜線を交差させたんと違うでぇ)形にし、水墨画や刺青によくある 鬣-タテガミ- も彫った。


ほんで、最大の特徴?でもある 「逆鱗」 。これは、資料となる造形物が、ほとんど無いん。まして龍のシルバーリングで「逆鱗」まで彫ってるブランドさんが全く無かったん(過去に、ワシがフルオーダー一点ものでは作ったけど…) 。やから、ワシなりの解釈で のど元に一枚、逆さに生えた鱗を彫った。 ( 「龍の逆鱗に触れると、激高し殺される」といわれてるんで簡単には触れれ無い位置にデザインしてるよ)

                    コレが逆鱗部分ね(この位置からでしか、うまいことピントが合わん(汗)解りづらいがぁー)

んで、最後まで悩んだ所が…なん。不思議に思うかしれんけど…なん(汗)

一番 修正回数が多かったがぁ(汗)。目線を定めて目入れすれば簡単なんやけど…それでは、ワシの表現したい 「八方睨みの龍」 ができんのよぅ。(「八方睨み」とは、刺青日本画で龍の目入れに使う手法で、どの方向から見ても自分を見つめてる様に…という位置)

完全な三次元で造形すると、目入れした時点で目線が定まってまうん。悩んだ結果!!目入れしないことで、この龍の「八方睨み」が完成したん(笑)

最後に、このリング全体の特徴について…
通常、龍のリングって龍をセンターにデザインするもんなんやけど…この「波濤青龍」はチョッと違うん(笑)上で述べたように、全てに意味があっての造形 なんで、このデザインの中間部分「爪(宝珠)」をセンターにしたん。


んで、刺青も基本「龍の横顔」を彫ってるぢゃろ。やっぱりカッコええんは、龍の横顔なん。着けた時横顔が見えるように造形したんでぇー。口元のラインと鼻筋が自信作ぢゃー。あっ!!も彫ってるでー。

一応「爪(宝珠)」をセンターに造形したけど、 「着ける指」 、 「着ける時の龍の方向」によっては 龍をセンターにずらして着けるほうが カッコええ場合があるんよ(笑)その辺は、着ける方にお任せしまぁーす。色々試してください。

 

    (手モデルのK君ありがとうね)

   


んで、この龍が持つ「宝珠」は石の種類が選べますうぁーすげぇー…って誰か言うて(笑))

                   

      シトリン             水晶               オニキス

      珊瑚(そめ)          タイガーアイ


この五種類(画像は まだ石留めしとらんでぇー)から選べます。ちなみに珊瑚(そめ)は片穴4㎜球で、あとは穴無し4㎜球です。
パワーストーンとしての効力も有るらしいんやけど、ご自身でお調べ下さい。 えっ?不親切やなぁー…てか?ごめんちゃーい(汗)あんま知らんのよー。詳しい人教えてー(苦笑))

…と、このように普段着けはしづらいけど 

装着感と指当りは驚くほど良いはずな 

「波濤青龍」 画像をクリックしますとショップページへ行きます

  

ちゃっちく無い龍のリングをお探しの方に おすすめ いたします。

 

 

 

 

 

 

 

特別企画!!! シルバーリング(シンプルなん)が出来るまで その2

特別企画!! シルバーリングの出来るまで...

と、称してシンプルなシルバーリングが、仕上がるまでを説明しておりまっす(笑)
その1をご覧になってない方は
  まず、その1から… ←ココをクリック


まぁ、その1は、「全てが 段取り」(笑) …んで、その2は …やっぱり「半分が段取り」(笑)なんよ。
ってことで、その2 開始いたしますぅー

 
2-① 前回作った 4㎜角棒を適当な長さに切って、ナマします。

      

 (切った半分は、フルオーダーのパーツに使ってんよ。てか、パーツ作りがメインやわぁ(汗))

2-② 正方形の角棒を、薄くする為に(今回は2.0㎜厚に)ローラーでプレスするん。んで、仕上がりのサイズを考慮して地金の長さを計算!!寸法通り地金を 切っちゃいます。

        

 (真っ直ぐ切らんと、後で面倒なんでココはきっちりと(笑))

2-③ ココで刻印を打ちます。んで、芯金木槌で環状に成形!!!

        

 (刻印は、結構深めに打つん。てか、ワシだけかも知れんけど 刻印が一番緊張するんよ)

2-④ 接合面をピッタリに合わす為に ヤスリノコすり合せして、木槌などで隙間を詰める。

       

 (隙間が開き過ぎてたら、ロウが流れんの…。んー!!いつも感覚でしてるから…文章では説明しづらいがぁー(苦笑))

2-⑤ 接合面にフラックスを塗って炙り、ロウ材をのせ バーナーで全体を炙るん。ロウ材が毛細管現象で スゥー っと流れたら炎を外す。

       

 (ワシこのてのリング作る時、ロウ筋が目立ちにくい 2分ロウ を使うようにしてるんよ)

2-⑥ ロウ着けしたリングを希硫酸で 酸洗い してから、はみ出たロウをヤスって 芯金で真円に…

       

 (この段階で内側や厚みの成形をキッチリしとかんと、安っぽくなるでぇ)

2-⑦ ちょいナマした後…ワシは、ココで鏡面になるまで仕上げます。 (火ムラとか出てたら仕上りに影響してくるからね)

        

 ( 「普通な平打ちリング」として、売れるくらいまでピッカピカに磨き込むん。 「ここまでせんでもええやん…」って?うっさーーい(笑)やらんと気が済まんのぢゃい)

ほい!!ココからは 今回の「シンプルなシルバーリング」の要になる「柄」の部分!!!
 叩き込み系シルバー「唐紙槌目リング」 開始ーーーー!!! 
っと、その前に「唐紙槌」の研磨が…

2-⑧ 四分の唐紙槌」を オイルストーン(砥石)ペーパー(#400~#1000まで使って)研ぐ。…んで、青粉(研磨剤)を擦り付けた木で、鏡面に… (傷がチョッとでもあったら、叩き面に写ってまう)

     

 (新品の工具ほとんどが手を加えんと使い物にならん のよ!!!んで、使う前に必ず検査して…錆びてたら 即研磨するん。)

2-⑨ 銀は叩けば、延びる!!!…やから、予定サイズ手前になるまでに 柄の打ち込みを終えんとアカンのよ。

        

 (打ち過ぎたら歪に、少なすぎたら間抜けに…。微妙な手加減で…これも、説明しづらい(汗))

2-⑩ 内バリ、外バリ、側面をヤスって仕上げる。

        

 (もうチョッとで、完成やぁーーーー)

2-⑪ 「キサゲ」で、指当りを良くして、水を浸けた「ヘラ」で磨き上げるん。

       

 (「キサゲ」は鉋-カンナ-みたいなモンで、「ヘラ」は、銀の表面を強く擦り密度を増して鏡面にするん。)

2-⑫ 側面と内側を軽くバフ掛けして、きっちりセーム革で磨き 洗浄したら ハイ!!!完成ーっ!!!

 (ワシ、槌目面はバフ掛けせん(笑)せっかくの「柄」がダレてまうんよ。  …てか、せんでもエエように工具の段取りや、一連の作業を進めとったん(笑))


 …っと、このように「シンプルなシルバーリング」でも手間がかかっとるんよ(安っい量産品←毒舌?は別やで)

今回の 「特別企画!!」 専門用語とか、多くて解りづらいかも… 解らんかったら、しらべてねぇー(笑)

てか、フルオーダーのパーツ作りのついでにした企画やのにえらい時間かかったがぁー!(笑)何 しとんねーん!! ガハハハハーー!(笑)


えっ?仕事せぇよ!!!って? うっさーーい(笑)気分転換ぢゃー(笑)

ではでは、フルオーダーの続きをしてきまーーーーっす。

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